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鋳造シミュレーションシステム ADSTEFAN

Hitachi

Ver.2017の主な新機能について

1.新しい数値解析アルゴリズムを採用した高精度温度解析機能

温度解析ソルバを金型温度解析と凝固解析に適用し、直交差分法では困難だった曲面形状の鋳物や鋳型の境界面における伝熱状態の評価精度が向上しました。これにより、混合要素の粗いメッシュでも高精度・短時間での温度解析が可能です。

グラフ 新しい数値解析アルゴリズムを採用した温度解析結果の評価例
新しい数値解析アルゴリズムを採用した温度解析結果の評価例

2.X線CT撮像データマッピングツール

製品をX線CT撮像装置で撮像して得られた撮像データのCT値を利用して、引け巣や空気巻込み部7のボイド欠陥部を抽出し視覚化します。画像データから抽出した欠陥部の情報と解析結果を、システム上で重ね合せて表示することで一致率が数値化され、比較検証精度向上を実現しました。さらに、画像データから抽出した形状をSTLファイルとして出力することも可能です。

イメージ 抽出した欠陥部と解析結果(健全度)の照合例
抽出した欠陥部と解析結果(健全度)の照合例

3.ライセンスの有効活用

異なる解析の同時実行と複数CPUによる並列計算をより効果的に組み合わせることが可能となり、設計業務における解析時間を短縮します。
例えば、4CPUライセンスを所有している場合、従来は4CPU分の解析作業しかできなかったのですが、今後は4台のPCでそれぞれ4つのCPUを同時に使用できるため、4CPUライセンスで最大16CPUライセンス分の解析が可能となります。

イメージ ライセンス管理形態の見直し
ライセンス管理形態の見直し

4.その他の新機能の追加・強化

4.その他の新機能の追加・強化
機能 強化内容
湯流れ解析 フィルタ設定拡張:材質・用途が異なる複数のフィルタ部材を定義可能
凝固解析・金型温度解析 ストーク内の溶湯落下考慮:低圧鋳造時におけるストーク内の溶湯落下を考慮した温度解析機能
凝固解析 局部加圧機能拡充:加圧ピン設定で時間/ストローク入力に対応
金型温度解析 各ステージにおける界面の熱抵抗値の時間・温度依存性が設定可能
連続鋳造解析 双ロール式ストリップキャスタ対応:温度分布の回転移動を考慮した温度解析機能
解析モデル・解析結果表示 HGモードの高発色化、3Dモデルの遠近法表示切替
プラットフォーム Windows10への対応
その他 初期温度分布生成ツールの追加