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Ver.2012の主な新機能について
- GUI(Graphical User Interface)統合環境の操作性向上
Ver.2011から採用された統合環境において、従来固定で表示していたツールバーのアイコンを、
プロジェクトエクスプローラのワークフロー作業メニュー選択に応じて可変に表示できるようにしました。
また、ツールバーのセッティングビューで設定した項目の中で使用頻度が高い機能をアイコンに集約するなど、統合環境の操作性向上を図りました。
- 温度分布データマッピング機能
ADSTEFANの解析結果(温度分布)データを、有限要素法FEMメッシュにマッピングする機能です。
従来ADSTEFAN T-MAPとして独立していた機能を内部モジュール化し、統合環境上でFEMメッシュへマッピングすることを可能としました。
これにより、一般の構造解析ソルバでADSTEFANの解析結果(温度分布)データを用いて熱変形解析を行うことが可能となります。
- のろ・酸化物・鋳型砂等の巻込み欠陥を予測するマーカ出力設定機能(湯流れ解析(*3))
マーカの発生位置として従来の[ゲート位置]などのほかに [任意位置]を追加しました。
さらに、発生タイミングとして[自動]・[充填率]・[時間]・[初回流入時]、発生基準として[固相率]・[溶湯温度]・[鋳型温度]・[溶湯速度]を追加しました。
これにより、発生条件の自由度を高めるとともに、従来は一回の解析にマーカ発生条件がひとつしか指定できませんでしたが、マーカ発生条件を10種類まで指定することが可能となり、解析の効率が向上しました。
また、マーカの密度と大きさを設定することで、マーカの浮上・沈降を考慮することも可能となりました。
- *3
- 湯流れ解析: 金属加工の分野では、高温で融けた金属を湯と呼び、この融けた金属が鋳型の中で流れる際の挙動を解析すること
- ガス巻き込み欠陥評価パラメータ(ガスサイズ・圧力・量)出力機能(湯流れ解析・背圧計算(空気湯流れ計算無))
背圧計算(空気計算無)オプションを設定した際に、ガス巻き込み欠陥の評価パラメータである、ガスサイズ(cm)、ガス圧力(MPa)、ガス量(cc/100g)の出力を可能としました。
- 流出した空気体積量データの時系列出力機能(湯流れ解析・背圧計算(空気湯流れ計算無))
材料間の背圧設定を行った場合に、流出した空気体積量を時系列データとしてCSV形式で自動的に出力することが可能となりました。
本機能により、エアベントの効いているタイミングや、キャビティ体積に対する流出空気量比を求めることができます。
- 増圧考慮解析機能を追加(湯流れ解析・背圧計算(空気湯流れ計算無))
ダイカストの増圧を考慮した解析が可能となります。
増圧を考慮した場合、ガスサイズの結果データに増圧後のガスサイズが追加されます。
増圧前後のガスサイズからその圧縮効果を確認することができます。
- ゲート毎の瞬間流量と総流量の時系列出力機能(湯流れ解析)
色分け機能を使用した際にゲート毎の溶湯流量の瞬間値(cm3/s)と総量(cm3)が時系列データとしてCSV形式で自動的に出力が可能となりました。
本機能により、各ゲートの寄与度やゲート方案の検討が容易になります。
- 「足し湯考慮」による引け巣解析機能(凝固解析)
大型鋳鋼品などの2次鋳込みを模擬する機能として、足し湯機能を追加しました。
本機能により、鋳造後所定の時間経過後、押し湯部への2次鋳込みを忠実に再現することができます。